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図工の題材や教材、指導について、日頃の授業の様子から紹介しています。


by tamamushi

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2008年 10月 30日 ( 2 )

2008/10/30 (5年生)

1時間目が学芸会練習にあたり、前半の5年生は2時間目の1時間のみの授業。後半の4年生は、江戸指物のワークショップで3・4時間目が無くなり、結局、この日は2時間目だけになってしまいました。

d0005186_13345358.jpgこのクラスは、比較的進度がそろっていて、全体的にはいい塩梅です。
「ここがうまくいかないのですが…」と男子から相談を受けました。どうやらループを作ったのにビー玉がループを素通りしてしまうようです。観察しているとコースが傾いていて、ループの真ん中を通らないことが原因です。そこでコースの角度を変えて、さらに透明な塩ビ板で壁を作って試したところうまくビー玉が回転していきました。こういうひとつひとつの問題をクリアしていくごとに問題解決の力がついていきますね。
by es36_zuko | 2008-10-30 13:38 | 今日の授業

友だちの顔を描く (2年生)

北区図工部で行っている連合写生のための写生の授業を2年生の学級担任にお願いしていたら、どうやら「友だちの顔」を描くらしいのです。初め、私がうっかりして題材を出さなかったので2年生の担任が代わりの題材を考えてくれたのですが、「友だちの顔」と聞いて、「アレかな…?」と酒井式が思い浮かびました。今日の授業の担任は新任でしたので、酒井式は知らなかったようですが、後で学年主任に聞くとやはり酒井式をやろうと思っていたそうです。酒井式の参考書は書店でたくさん売られているので、きっと参考にしたのかも知れません。2年生の担任の先生にはご面倒をかけてしまいました。これではいけないので、私が題材を考えて「方法」を変えてもらいました。

<変更前>
酒井式「自分の顔」(参照)
http://seagreen.fc2web.com/sakaisiki/gallery2.htm

<変更後>
1.肌色絵の具(今時はペールオレンジといいます。)をトロトロぐらいに水で溶いて、ボウルにたっぷり用意します。
2.先生がそのボウルに手を突っ込んで、順番に子どもたちと「こんにちは!」とか言いながら握手していきます。
3.その絵の具を画用紙に顔のかたちとして擦り付けていきます。
4.パレットに出した様々な絵の具を使って筆で友だちの顔を描きます。

※この題材は、調布市立布田小の時任先生が考えた題材に基づいています。

d0005186_11231659.jpgここでは、大切な要素が2つあります。
1つ目は、手に絵の具をつけて楽しむ行為。子どもは、手に絵の具がつくとドロッとしてひんやりとした感触を鮮烈に感じますし、先生と握手して先生の肌合いや体温を感じ取ります。これは、造形遊びの要素に近い心を開放させる効果があります。
2つ目は、顔の表現が擦り付けられた絵の具の「面」から始まります。これは、輪郭「線」から始まる酒井式とは全く逆の考えです。
「線」で囲んだあとから始まる方法は、線描が終わった後は線で囲まれた空間の「塗り絵」としての「作業」でしかありません。表現とか描写とは全く異なる、つまり「作業」です。子どもにとってはつまらない作業です。
「面」から始まる場合は、絵の具で描いている行為はまさに「表現」であって、今、子どもの目の前で起きている様々な色やかたちのドラマを子ども自身が感じながら表現が始まっていきます。

明日の学校公開の時には、他の2クラスで「握手から始まるの絵」をやるそうです。保護者の皆様お楽しみに!

関連リンク
酒井式で描いた友だちの顔(1・2年生)
http://seagreen.fc2web.com/sakaisiki/jibunnokao_sub5.htm
「酒井式描画指導法への疑問」(北海道の美術教師山埼さんのサイト)
http://homepage.mac.com/yamazakimasaaki/housiki/Personal154.html
by es36_zuko | 2008-10-30 12:00 | 授業風景