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図工の題材や教材、指導について、日頃の授業の様子から紹介しています。


by tamamushi

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「シャ・ノワール」授業風景 (3年生 2時間)

この題材は、3年前に考えた題材です。ちょうどその年は校内展覧会のある年で、体育館壁面に白ボール紙に貼り付けた平面作品が並ぶと、会場が四角四角ばかりになるなあ、と感じていました。そこで、四角の台紙を使っても作品そのものが不定形な雰囲気になるような作品を工夫して考えたものです。

d0005186_23465742.jpg用紙は、白ボール紙に、色の違う2種類の色画用紙を用意します。その後使う黒絵の具を意識して、私は、赤と黄土色を使いました。色画用紙には、ピカソの手紙と、英字新聞を印刷しています。白ボール紙にこれらの色は美しく響きあいます。「子どもに色は選ばせないのか?」という声が聞こえてきそうです。


d0005186_2351766.jpgもちろん、そういう行き方もありますが、敢えて今回は私が選んだ色の組み合わせを子どもに提示しました。「先生が好きな組み合わせなんだ」とはっきり言っています。子どもたちは限られた色の中でも好きな置き方で色の構成を楽しみます。この作品では、教師の感じている美意識のようなものを子どもにぶつけてみる試みを行っています。


d0005186_004640.jpg2枚の色画用紙を平然と横に並べて、重なり合いを期待した教師を見事に裏切ってくれたりして嬉しくなります。こういう教師と子どもの感覚のズレが図工の時間のスリリングなところです。「先生!こんな貼り方はいいんですか?」すかさず隣の子どもが質問してきます。「いいよー」というと、また冒険をする子どもがひとりふえました。


d0005186_0121918.jpg2枚の色画用紙をしっかり貼ったら、ワラの筆で黒ネコを描きます。実は描き始める前は、ホログラムペーパーを見せて、「これネコの目にぴったりでしょう!これを見ていたら黒ネコが描きたくなったんだ」などと言って、黒ネコを描く動機付けを行っています。また、ワラの筆で見本を描いてみて、「これを使うと毛羽だって生き生きした表現になるね」と、ワラを使う必然性を示しています。


d0005186_019495.jpg説明をしていかないと「なんで黒ネコなの?」「なんでワラの筆なの」という疑問を残したまま表現することになってしまいます。やはり子どもに題材を提示するには、テーマや材料、道具の選択に必然性が必要だと考えます。このあたりは、最近の私の課題でもあります。


d0005186_0261610.jpgここで現れる子どもの描くネコのフォルムは本当に素敵で愛おしいです。同じ方法で私も何度かネコを描いてみましたが、大人の表現を脱しきれません。子どもの描くフォルムを真似てもどうも嘘っぽくなります。やはりここでは子どもにしか描けないかたちが立ち現れているのでしょうね。


d0005186_037495.jpgホログラムペーパーはまさにネコの目のイメージのようで、子どもたちは喜んで貼り付けます。目の中や、鼻、口などは絵の具を使って描き足します。ヒゲは筆では辛そうでしたので、クレヨンを使いました。首輪や柄を描いた子どもも見られました。


d0005186_0414468.jpg顔の表情もとても魅力的です。なんとなく描いた人に似ているような気がしてきます。
by es36_zuko | 2005-10-27 00:25 | 授業風景