図工の題材や教材、指導について、日頃の授業の様子から紹介しています。


by tamamushi

プロフィールを見る
画像一覧

カテゴリ

全体
授業風景
作品
お知らせ
報告
日記
道具や素材
今日の授業
研究会
おすすめ
未分類

以前の記事

2016年 11月
2016年 10月
2014年 06月
2014年 05月
2014年 04月
2014年 01月
2013年 09月
2013年 06月
2013年 05月
2013年 04月
2013年 03月
2013年 02月
2013年 01月
2012年 12月
2012年 11月
2012年 10月
2012年 09月
2012年 07月
2011年 04月
2009年 06月
2009年 03月
2009年 02月
2009年 01月
2008年 12月
2008年 11月
2008年 10月
2008年 09月
2008年 07月
2008年 06月
2008年 05月
2008年 04月
2008年 03月
2007年 02月
2007年 01月
2006年 12月
2006年 11月
2006年 10月
2006年 09月
2006年 06月
2006年 04月
2006年 03月
2006年 02月
2006年 01月
2005年 12月
2005年 11月
2005年 10月
2005年 09月
2005年 08月
2005年 07月
2005年 06月
2005年 05月
2005年 04月
2005年 03月

フォロー中のブログ

都図研研究局
おおはしわあるど=ブログ=
図工だいすき子ども美術展
第8回 図工だいすき子ど...
美術と自然と教育と
図工準備室
K&K+k&aの生活
ハートでアート
「図工・美術教育」 子育...
フォルカーの部屋 Wha...
Dolce Vita ~...
むしとりだいすき
図工の時間
40゜&Yoo
いわいさんちweb
かたちと いろの おまつり

リンク

ライフログ


子どもの絵の発達過程―全心身的活動から視覚的統合へ


明和電機 魚コードのできるまで


小学校図画工作科ワクワクのびのび造形遊び―総合的な学習に生かす35の実践


トントンギコギコ図工の時間


乳いろの花の庭から


希望の美術・協働の夢 北川フラムの40年 1965-2004


夏の砦


BBC ウォーキング with ダイナソー~恐竜時代 太古の海へ


明和電機のナンセンス楽器


学校で用いる文具・道具の使い方早わかり (教育技術MOOK COMPACT64)


図工室にいこう―こどもがつくるたのしい時間


虫捕る子だけが生き残る~「脳化社会」の子どもたちに未来はあるのか~ (小学館101新書)


図工室にいこう 2 アートが生み出す子どもの未来


アートフル図工の授業―子どもをひらく題材ノート


きみはなまいきなかみさまだ―谷川俊太郎と子どもたち (子どもの詩の絵本)


子ども主義宣言―子どもたちのリアルと図工の時間


美術手帖 2014年 05月号 [雑誌]

検索

その他のジャンル

ブログジャンル

教育・学校
アート・デザイン

画像一覧

<   2005年 11月 ( 14 )   > この月の画像一覧

子どもの絵の審査会で思ったこと

先日、ある子どもの絵の展覧会の審査に行ってきました。様々なところから集まった作品を審査しました。そこでの感想をちょっと…。

ある県の小学校の作品を担当したのですが、どの学校もどの学校も共通の決まったテーマのパターンがあり、例えば、1年生ではこの題材、2年生ではこの題材…というふうに同じ題材が並びます。色々な学校の作品を観ているはずなのに、そのうちどれも同じ学校の作品に思えてきてしまうのです。これには辟易としてしまいました。もちろん全ての学校がそうではありませんが、概ねこういう傾向がありました。

d0005186_225452.jpg子どもの絵のとらえ方、ということは子どもの見方なのかも知れませんが、画一的にとらえているのでしょうか。図工作品を、「技術」「努力」「内容」といったもので評価しているような雰囲気です。そこには、身体性からくる有機的な動き、色やかたちから感じた自然な反応、また素材や環境との対話のような、子どもたちからにじみ出たフォルムやマチエールを、教師が敏感に感じ取って題材へつなげていくような姿勢が感じられないように思えてなりません。


d0005186_2244792.jpg子どもたちって、作品を描いているそのときに起こったイベントや刺激に対して敏感に反応して、いつの間にか方向を変化させていることが多々あります。また、子どもの表現は常に健全で優しいものばかりではありません。時にはゾッとするようなダークな一面を見せてくれます。そういう子どもの全ての面を包括的にとらえながら図工の題材を検討していくべきだと考えています。

本来、題材は自分の関わっている子どもたちの「今」を感じながら選択していくべきであり、様々な学校や様々なクラスにおいて多種多様な題材が現れるべきだなのだと思います。

※上の作品「うちゅうじんカタログ」の一部(4年)、下の作品「まんいんでんしゃ」(6年)
どちらもダークな一面がかいま見られる作品で、子どもから見た大人の世界が現れています。私の大好きな作品。
by es36_zuko | 2005-11-27 02:32 | 報告

「化石発見!」(4年生 5時間)授業風景(2)

先週、胡粉を使ったドロドロ絵の具を全体にかけて終わった状態でしたが、今週はカチカチに乾いて、なかなか良い状態です。今日はこの上にパステルで色を塗ってから紙ヤスリで削ります。

d0005186_22495521.jpgパステルを横に寝かせて、ゴシゴシと強めに塗ります。そこで出てきた粉を隙間によくすり込んでいき、全体に白いところが無くなるまで色を着けていきます。これは意外と骨が折れます。


d0005186_22514974.jpgそうしたら、今度は黄ボール紙を貼って出っ張った部分(骨に当たる部分)に紙ヤスリをかけます。そうすると骨が白く浮かび上がっていきます。この作業を「発掘」と言って考古学者になった気分で行います。紙ヤスリをかけた部分を手で払ったりして汚さないように注意します。


d0005186_22553364.jpg色々な色を重ねているとそれなりに美しいマチエールが得られます。どの色を塗るかは全く子どもにまかせます。

d0005186_22572012.jpg化石っぽい色に仕上げたり、カラフルにしたりと様々な化石が登場します。
最後は、薄めの透明ニスをかけて仕上げます。(金銭的に余裕があればフィクサチーフがベストです。)
by es36_zuko | 2005-11-24 23:02 | 授業風景

「じぶんどけい」 (2年生 2時間)

時計の文字盤を見ていると、針の位置によって表情を感じます。まるで顔だなあ…と思った事から発想した題材です。自分の顔が文字盤になっている「じぶんどけい」を描きます。中には、自分の顔を描きたくなくて「ともだちどけい」になった子どももいます。べつにこんなことは構いません。

d0005186_21524637.jpg色画用紙をまるく切って、そこに自分の顔をポスターカラーマーカーで描きます。色画用紙の色は、クラスのみんなに希望を聞いてみたら「みずいろー!」と言うので水色を選びました。個人的にはピンクが良かったのですが…。おかげでみんな青白い顔になってしまいました。(^_^;)


d0005186_21561137.jpg水色が嫌なのか?全面を塗る子どももいます。絵の具で塗って欲しーなーなどと思いながら授業は進みます。顔を描き終わったあたりで題材の説明です。「時計って顔があるような気がするんだ…」「だからこの時計は文字盤が顔なのだ!」などと言った様な気がします。不思議にみんな納得してくれたみたいです。


d0005186_2232244.jpg黄ボール紙に顔を貼り付けて、黄ボール紙を好きなかたちに切ります。黄ボール紙を切る作業は、2年生には少しきついですが、がんばってもらいます。


d0005186_226875.jpg針は色紙を切って貼ります。曲がっていたり、波打っていたりとユニークな針を作っています。


d0005186_228222.jpg
あとは、絵の具で好きに塗ったり描いたりしてできあがりです。文字盤さえ作ってしまうと、教師は特に何も指示したりしません。そうそう…、「文字盤以外は絵の具で塗ってね」と言いました。ほかを全部ポスカで塗られたらポスカのインクがあっという間に無くなります。

3時にする子どもが多かったような気がします。やはり3時はおやつの時間ですから特別な思い入れがあるのでしょうか?
by es36_zuko | 2005-11-21 22:00 | 授業風景

北川フラムさんにお会いしてきました

都図研大会で研究局の分科会にお招きする北川フラムさんと打ち合わせをしてきました。代官山ヒルサイドテラスのアートフロントギャラリーでお会いしたのですが、事務的な打ち合わせのほか、図工のことや美術の展望についてもお話を聞くことができました。日本の学校に図工という教科が存在することの重要性や教科のなかで子どもがやりたいようにできる教科は図工しかないこと、などを強調していらっしゃいました。特に印象的だったのは「まずは遊びから入ることが大切である」という言葉です。私たちが図工の中で常日頃から考えていることとリンクすることが多く、北川さんがプロデュースしてやっていることが図工美術においても大変意義のあるこであると痛く実感してきました。
 打ち合わせのあと、「代官山インスタレーション」を北川さんにガイドをしていただき、じっくり観てまわることができました。代官山というとおしゃれでお高くとまっているイメージでしたが、この町の景観を作るために様々な努力があったことを知りました。

d0005186_23101012.jpg
帰りにこの本を購入してきました。読み応えありそうです。
by es36_zuko | 2005-11-20 23:12 | 報告

図工室の道具(2)

第2回
今回は絵の具について
d0005186_5142995.jpg図工室で行う図工と普通教室で行う図工の大きな違いのひとつが絵の具の量です。滝二小の図工室では主にアクリル絵の具を使っていますが、写真のように缶などに入れて常にたくさんの絵の具が手軽に使えるようになっています。常時50色くらいは備えてあります。キープするのが大変ですが、最近は掃除当番に作ってもらっています。


d0005186_5221454.jpgパステルもいつでも使えるようになっています。ゴンドラパステルがほとんどで、これが大変使い易いのですが、値段が高いので最近はぺんてるや100円ショップのパステルも混ざっています。(100円ショップのパステルが案外使えます。色数がもっとあれば助かりますが…)


d0005186_5262165.jpgポスターカラーマーカーも大変便利です。「ポスカ」はそのなかでも定番です。ガラスでもビニールでもなんでも描けて助かりますが、気をつけて場を選んで使わないと、こればかり使って描こうとしてしまいます。作品の中に線描を取り入れたいときは、制作途中で何気なくこの箱を机にポンと置いていきます。


d0005186_5394661.jpgこれは、胡粉(ごふん)です。日本画をやっている方はご存じの絵の具です。日本画では膠と混ぜて白絵の具として使いますが、図工ではこってりとした質感を出すためのメディウムとして使うことが多いです。木工用ボンドと混ぜて使うと、乾いた後も剥がれ落ちたりしにくいので、盛り上げたりする表現にも使えます。教科書では「リキッドねんど」が紹介されていたりしますが、こちらの方がコストもはるかに安いです。
by es36_zuko | 2005-11-19 05:49 | 道具や素材

「化石発見!」(4年生 5時間)授業風景(1)

d0005186_4472569.jpgこれも目新しい題材ではありませんが、紹介を…。
ベニヤ板(生活科室からでた古い画板をもらいました)を不定型に切り、恐竜の骨をイメージした部品を黄ボール紙を切って貼り付けていきます(発掘される恐竜の骨がテーマです)。木工用ボンドでしっかりつけます。


d0005186_454972.jpg脊椎や肋骨など骨の構造を子どもにイメージしてもらうのは案外難しいです。恐竜図鑑に載っていた骨の写真を参考資料として見せています。


d0005186_56101.jpg4時間目に、胡粉と木工用ボンドを混ぜたドロドロ絵の具をたっぷりかけて終わります。来週はこの上からパステルで着色をしたあと、紙ヤスリで表面を削ります。黄ボール紙のところのパステルが剥がれて白い骨が露出するようになるのです。
by es36_zuko | 2005-11-19 05:03 | 授業風景

図工室の道具(1)

私は、7年ほど中学校で美術教師をしていましたが、その頃はあまり知らなかったり、使わなかった道具や素材が図工ではたくさん活躍します。そういうものを機会を見つけて紹介していきたいと思います。

第1回
まずは、接着剤です。
d0005186_13332552.jpgやまと糊や木工用ボンドは誰でも知っているので省略しますが、もうふたつ図工で使われている代表的な接着剤があります。
ひとつは「カネスチック」です。よく似た接着剤で「セメダインC」という有名なものがありますが、それよりも多種の素材にも対応でき、しかも手軽で堅牢に接着できます。紙や木材はもちろん、ビニールや発泡スチロール、金属まで幅広く使えます。しかも比較的安価なので大変使いやすいです。子どもたちは「カネちゃん」と呼んでいます。まさに万能接着剤という感じです。多様な素材を使った工作のときは大変重宝します。文房具店で売っています。


もうひとつは、グルーガン。
d0005186_13365482.jpgビニール樹脂を写真の器械に通して溶かしながら使います。先の方が熱くなって、引き金を引いてお尻から押し出された樹脂を溶かします。樹脂がさめて固まると接着できます。ですからほんの数秒で何でもくっつけることができます。ただ、濡れたところや埃っぽいところはほとんど役に立ちません。また、あまり堅牢に接着できないので、力がかかったりするとあっけなくはがれるという欠点があります。ただすぐにつくので、手早く工作を作りたいときはこれが便利です。ロウソクのロウのように熱いのりが出てきますので、やけどに注意が必要です。最近では、100円ショップでも手に入ります。
by es36_zuko | 2005-11-18 13:44 | 道具や素材

グループ展のお知らせ

d0005186_18143455.jpg私的な事ですが、現在、「描くひと展」というグループ展に参加して、6点の小品を出品しています。もう3日も過ぎてしまってアナウンスが遅すぎますが、お時間のある方は是非ご覧くださいませ。20日までやっています。


d0005186_18151639.jpg「描くひと展」
2005/11/14(月)~11/20(日) 12:00~19:00まで(最終日は17:00まで)
ゆう画廊 5・6階
東京都中央区銀座3-8-17(松屋うら2本目通り)
電話:03-3561-1376









「日々是オーライ」
一緒に参加している友人のオーライタローくんのblogを紹介します。東京に残った古い建物の肖像を描いています。
by es36_zuko | 2005-11-16 18:23 | お知らせ

「楽しいマンション」(3年生)授業風景 5時間目

ありきたりな題材ですが、子どもたちは大変喜んで制作しています。箱の中に、マンションの部屋を作るという箱庭的な要素を持っています。8時間から10時間を予定していますが、授業の雰囲気で増減するつもりです。

d0005186_14101036.jpg箱は、教材屋さんにサイズを指定して、ぬき板を裁断してもらいました。木工用ボンドで組み立てたあと、裏からベニア板をあててガンタッカーで固定しています。この作業だけで2時間かかっています。よく紙の箱を使って作りますが、重ねるとヨレヨレしてしまって貧弱になるので、箱だけはしっかり作っています。


d0005186_14134821.jpg学校の木っ端や家から持ち寄った材料を組み合わせて部屋を構成していきます。
子どもによっては様々な材料を持ってきます。家で見つからなかった人には学校で用意したガラクタを与えています。ただ、食玩などのおもちゃやフィギュアなどの既製品は飾らないようにルールを決めました。あくまでも手作りが基本です。


d0005186_14163723.jpg先日研究授業で使ったスチレンボードの破片がここでは大活躍です。スチロールカッターで自在に切って、いろいろな調度品や道具に変身していきます。教材屋さんのカタログの複製画は、壁に飾れば素敵な装飾になります。しかも額付きですし。2階やロフトなども作ってしまいます。


d0005186_14204931.jpgペットや住んでいる人も作ったりして、ますます楽しい雰囲気になりました。来週あたりは細い針金に人形をくっつけて、友だちの部屋を訪問させて遊ぼうかと思います。最後は、全員の作品をを積み重ねて3年生マンションの完成です。
by es36_zuko | 2005-11-16 14:27 | 授業風景

関ブロの分科会で感じたこと(2)

分科会に参加した埼玉県のある先生から、すぐ隣なのに、埼玉県や神奈川県は東京都と比べると、図工の内容にかなりの隔たりがある、と意見が出ました。図工専科と学級担任の違いもあるかも知れませんが、それだけでは無いような気がします。(東京の図工の全てが、という意味ではありません。その埼玉の先生は図工だいすき子ども美術展をご覧になっているようなので、あの展覧会に関わる図工を意識しているかも知れません。)

今回、横浜で行われた授業や地方の造形教育関係のWebページの作品の様子をみていると、やはり「何かちがうなー…」と感じるものがあったことは事実です。図工のとらえ方自体に感覚的な違和感があるのです。例えば、画用紙を黄色一色で塗る、ということをしたとします。様々な塗り方や絵肌(マチエール)があります。そこにある同じ色に違いが感じられるかどうか、というようなことです。また、「塗る」という行為とそこで生まれるものにどれだけの情報量があるかを肌で感じることができるかどうか、ということです。絵の具や支持体、道具を使ったときにひとつひとつに対して、指導者がどれだけの違いや肌合いを感じ取って、子どもに手渡すときにどういう思いを込めているのか、そういう細心の心配りと意図を反映して図工に取り組んでいるかが重要になってくるのです。日頃の実践の中で、そういうことを繰り返し繰り返し考え、自問したりしながら図工の授業が作られていくのが大切なのですが、そういう営みが少ないような気もしたりするのです。会場の横浜では、「学習目標」というものが燦然?と掲げられているために、子どもから始まるのではなく、「学習目標」達成のひとつの手段としての図工が行われているような印象でした。たぶん他県でも同様な事が起きているのかも知れません。d0005186_12363150.jpg
 
最近、中教審を受けて図工美術の存続の危機について様々なWEBページで盛り上がっていますが、(もちろん私も図工が無くなったり時数が削減されることには大変危惧しています)先ほども書きましたが「一色で塗る」という単純な行為の中の膨大な情報量を感じないで図工をしていては、そのうち文部科学省のお偉いさん方には「どうせ図工はこんなもの」という軽薄なとらえられ方をされてしまうかも知れません。私は、理論武装するよりも先に、自ら図工の持っている深い部分を探り、たくさんの実践を行い、その魅力を図工の授業を行う人たちに感じてもらうことが大切ではないかと考えています。
by es36_zuko | 2005-11-13 00:47 | 日記